香港大副学長に中国共産党員か…「学問の自由」懸念拡大、本人は否定
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【広州=吉岡みゆき】香港大は27日、北京の清華大の学者2人を副学長に選任したと発表した。香港メディアは、このうち工学部長の申作軍氏が中国共産党員である可能性があると伝えた。学生の間には、学問の自由が損なわれかねないとの懸念が広がっている。
香港紙・星島日報などによると、申氏は清華大工学部のウェブサイトで、工学部党委員会委員という肩書も紹介されていたが、香港大副学長への就任が香港メディアで伝えられた後に削除された。申氏は香港大に対し、自身は党員ではないと説明しているという。
人事案を審議した27日の香港大校務委員会で反対票を投じた学生会の代表は、「大学の自主・独立が損なわれた」と反発している。
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