メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
【モスクワ=工藤武人】ロシア国防省系のテレビ局ズベズダは1日、国防省がクリル諸島(北方領土を含む千島列島)への配備を発表した高性能地対空ミサイルが北方領土の択捉島に配備されている映像を現地から伝えた。
このミサイルは「S300V4」で射程400キロ・メートルとされ、ロシアは北方領土の対空能力強化を図っているとみられる。
日本政府は1日、外交ルートを通じてロシア側に抗議した。吉田朋之外務報道官は2日の記者会見で「こういった動きは、日本の立場とは全く相いれるものではない」と強調した。
ロシア軍は択捉島と国後島に第18機関銃・砲兵師団を展開し、地対艦ミサイルも配備するなど軍事拠点化を進めている。