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新型コロナウイルスの世界全体の累計感染者数が、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で26日(日本時間27日)、8000万人を上回った。10日に7000万人を超えてから、2週間あまりで1000万人増えており、米欧を中心に感染拡大の勢いは衰えていない。世界の累計死者数は175万人を超えた。
集計によると、世界の感染者数は11月以降、1日あたり50万~70万人のペースで増加しており、死者数も1万人前後となっている。
感染者数が最も多い米国では、1日あたりの感染者数が20万人を超える日も多い。感染力が従来の1・7倍とされる変異種が確認された英国では、1日あたりの感染者数が3万人を上回る日が12月中旬から続いており、流行の勢いがこれまでで最も強くなっている。
欧州各国は、一定の人数以上の会合を禁じたり、飲食店の営業を停止させたりしているほか、英国との往来を制限して感染の抑止を図っている。しかし、年末年始の休暇で人の移動や会食などの機会が増え、流行がさらに拡大する事態も懸念されている。
(ジュネーブ支局 杉野謙太郎)