ベラルーシ大統領、辞任圧力避ける?…改憲意向表明
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【モスクワ=田村雄】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、10日に放映されたロシア国営テレビのインタビューで、自ら提唱する憲法改正の案が今年末までに作成されるとの見通しを示した。ルカシェンコ氏は改憲後に退任する意向を示していた。

ベラルーシでは、ルカシェンコ氏が6選を決めたとする昨年8月の大統領選の不正を訴えて辞任を求める国民の抗議デモが続いている。今回の発言は、辞任圧力を当面かわす狙いとみられる。
インタビューでルカシェンコ氏は、今年2月に開く予定の「全ベラルーシ国民会議」で、改憲案の是非を問う国民投票の実施時期を示す可能性を示唆した。国民会議では反政権派の主要組織が排除される見通しだ。
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