接種が1回で済む「ライト」ワクチン、露が開発へ…外交の「切り札」に
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【モスクワ=工藤武人】インターファクス通信によると、新型コロナウイルスのロシア国産ワクチン「スプートニクV」の開発に携わる政府系「ロシア直接投資基金」総裁は11日、接種が2回ではなく1回で済む「スプートニク・ライト」を国外向けに開発していることを明らかにした。
接種回数を減らしたワクチンにはプーチン大統領も期待を寄せており、低価格が売りのスプートニクVとともにワクチン外交の「切り札」にするとみられる。
総裁は、開発中のワクチンに関し、1回の接種でも「最大85%の有効性」が見込めると主張した。
2種類のワクチンで1セットのスプートニクVを巡っては、2回目用の量産体制構築が難航しているとも指摘されており、課題解消を狙っている可能性もある。
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