独CDU党首選、メルケル氏に近いラシェット氏選出…首相有力候補に
【ベルリン=石崎伸生】ドイツのメルケル首相が所属する中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選が16日行われ、メルケル氏に近い西部ノルトライン・ウェストファーレン州のアルミン・ラシェット州首相(59)が新党首に選出された。ドイツでは9月に連邦議会の総選挙が予定され、ラシェット氏は、政界引退を表明したメルケル氏の有力な後継首相候補となる。
16日、ベルリンで、キリスト教民主同盟(CDU)の新党首選出後に演説するラシェット氏(ロイター) 党首選には、ラシェット氏のほか、メルケル氏と距離を置く保守派のフリードリヒ・メルツ元連邦議会院内総務(65)とノルベルト・レトゲン元環境相(55)が立候補。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、オンライン形式で実施され、投票権を持つ地方組織の代表1001人が投票した。
1回目の投票で過半数を獲得した候補はおらず、上位2人が進んだ決選投票で、ラシェット氏が521票を獲得した。メルツ氏は466票だった。
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2021/01/16 19:36:00
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The new elected Christian Democratic Union (CDU) party leader Armin Laschet reacts after being elected at the party's 33rd congress, held online because of the coronavirus disease (COVID-19) pandemic, in Berlin, Germany, January 16, 2021. REUTERS/Hannibal Hanschke
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