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【独自】英がワクチン「広く浅く」戦略…接種間隔12週に延長、「まず1回目」優先

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 新型コロナウイルスの感染者の急増を受け、英国がワクチンの2回目の接種時期を遅らせ、より多くの人に早期に1回目を接種させる方針を打ち出した。米国は接種間隔の延長には否定的で、世界保健機関(WHO)は延長を一部容認するなど、判断が分かれている。

 英国で承認されているワクチンの接種間隔は、米ファイザー社製が3週間、米モデルナ、英アストラゼネカ社製が4週間にそれぞれ規定されている。臨床試験で、予防効果を高め副作用を小さくする接種方法として検証されたものだ。

 ところが英政府は今月4日から、接種間隔を12週間とする運用を開始した。ワクチンの製造と分配が滞る中、多くの人の免疫をある程度高める「広く浅く」戦略の方が、感染拡大を抑え込める可能性があると判断したためだ。アストラゼネカによると、1回目だけで、高い免疫が約12週間続いたことを示唆するデータが臨床試験で得られたという。

 一方、米疾病対策センター(CDC)は11日、「可能な限り、規定通りの間隔で接種すべきだ」との見解を発表。接種間隔を広げることでワクチンの有効性が落ちることに懸念を示した。

 WHOは当初、規定の間隔を守るべきだとしていたが、今月8日、「流行が著しい状況であれば、最長6週間まで広げてもよい」との勧告を示した。デンマークやフランスなども6週間に広げるかどうか検討している。

 日本では、ワクチンの承認後、2月下旬にも接種が始まる見込みだが、十分な量のワクチンが供給されるかは不透明だ。厚生労働省は、「科学的なデータに基づいて、接種間隔を検討する」としている。

 浦島充佳みつよし・東京慈恵会医科大教授(公衆衛生学)は「1回だけしか接種していない間はワクチンの効果が不十分だ。医療が崩壊した状況でなければ間隔を変えるべきではない」と指摘。「接種後に感染する人が続出すると、ワクチンと政府への信頼が失墜するおそれもある」と話している。

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