鉱山に閉じ込められた22人、地下600mからメモ届く「救助やめないで」
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【北京=田川理恵】中国国営新華社通信などによると、山東省煙台市の金鉱山で今月10日、爆発事故があり、地下600メートル超の坑道に閉じ込められた作業員22人の救出作業が続いている。
救難隊が17日夜、穴にワイヤロープを通して坑道内に栄養剤を届けたところ、中からメモが返ってきたという。報道によると、メモには胃薬や医療用テープを求める要望に加え、「救助をやめないで。私たちは希望を持っている」とのメッセージが書かれていた。
閉じ込められた22人のうち、居場所が判明しているのが12人で、そのうち4人が負傷していることもメモから分かったという。
当局に事故の報告があったのは発生から30時間がたってからだったといい、地元紙によると、山東省共産党委員会は15日、指導責任を問う形で地元の書記と市長を解任した。