ロシア、3番目の国産コロナワクチン承認…最終段階の治験未了のまま
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【モスクワ=田村雄】ロシアのミハイル・ミシュスチン首相は20日、国産として3番目となる新型コロナウイルスワクチンを政府が承認したと発表した。今回も、臨床試験(治験)で最終となる第3段階が未了のまま承認に踏み切った。
今回承認されたワクチンは、免疫治療薬の研究に携わる政府系のチュマコフ研究所(モスクワ)が開発した。ロシアは昨年8月、最初の国産ワクチンを承認し、世界で初めての事例となった。新型コロナのワクチン開発で世界をリードしようとする姿勢を強めている。
ミシュスチン氏は20日、ワクチン開発の担当者らとの会議で「(ロシアは)すでに三つのワクチンがある唯一の国だ」と自賛した。
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