NZ地震10年、現地の追悼集会オンライン中継…多くの遺族参列できず
完了しました
【ジャカルタ=一言剛之】ニュージーランド・クライストチャーチ市でも22日、追悼集会が開かれた。参列者らは地震発生時刻と同じ午後0時51分、鐘の音に合わせて黙とうをささげた。

新型コロナの影響で多くの遺族が現地に足を運べないため、集会はオンラインでも中継された。集会でジャシンダ・アーダーン首相は「10年たっても多くの人が不安や悲しみを抱えている」と述べた。渡航制限で現地を訪問できなかった外国人の遺族に対しては「(追悼の)半旗は皆さんのためにも掲げられている」と話した。
クライストチャーチ市のリアン・ダルジール市長は「日本人の遺族の皆様ともお会いしたかった」と語った。「私たちはこの悲劇を通じて永遠につながっている」とも呼びかけた。ダルジール氏は昨年、遺族と面会し、当時の市の対応などについて謝罪している。
集会では、犠牲者一人ひとりの名前が読み上げられた。遺族は肩を抱き合い、亡くなった家族の