バイデン氏、マスク義務化やめる州を批判「大きな間違いだ」
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
【ワシントン=船越翔】米国のバイデン大統領は3日、新型コロナウイルスの感染状況の改善傾向を受けてテキサス州やミシシッピ州などでマスク着用の義務化を見直す動きが相次いでいるとして、一連の動きを「大きな間違いだ」と批判した。ホワイトハウスで記者団に語った。

テキサス州のグレッグ・アボット知事は2日に「ワクチンの開発によって、我々はウイルスから人々を守る手段を手に入れた」と述べ、外出時のマスク着用の義務化を10日から解除する方針を表明した。ミシシッピ州も「感染者や入院患者は大きく減った」として、3日に着用義務をやめた。
バイデン氏は、「米国は今後まだ数千もの命を失う。マスクが状況を改善することに気づいてほしい」と強調。「マスク着用や手洗い、社会的距離の確保など、科学に従うことが極めて重要だ」と改めて訴えた。
無断転載・複製を禁じます