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内モンゴル「中国語教育を」 習氏指示 少数民族同化の一環

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 【北京=南部さやか】中国・北京で開催中の全国人民代表大会(全人代=国会)で、習近平シージンピン国家主席が5日、言語政策を巡って昨年抗議運動が起きた内モンゴル自治区の代表団分科会に出席し、標準中国語の普及強化を指示した。習政権が進める少数民族同化政策の一環だ。

 中国中央テレビによると、習氏は分科会で「全国共通言語の普及にしっかり取り組まなければならない」と述べた。「中華民族の共同体意識」をはぐくむ教育の重要性も強調し、全国統一の標準語版教科書の使用を徹底するよう求めた。

 李克強リークォーチャン首相による5日の政府活動報告も「共通言語の普及推進」を政策目標として掲げた。教育現場で少数民族言語から標準語への切り替えが加速するのは確実だ。

 自治区政府は昨年8月末、モンゴル族が通う小中学校に対し、教科書をモンゴル語から標準語に切り替える方針を示し、母語が失われる危機感を強めた保護者らが反発した。不満は今もくすぶっているが、当局は反対派住民のSNSのチャットグループを閉鎖するなど締め付けを続けている。

 新疆ウイグル自治区やチベット自治区では2017年以降、標準語版教科書の使用が始まっている。

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