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【モスクワ=工藤武人】ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は12日の記者会見で、米国が地上発射型中距離ミサイルを日本に配備すれば、「我々からの反応を間違いなく伴うことになる」と述べ、対抗措置を示唆して警告した。
ザハロワ氏は、ミサイル配備は「ロシアにとって新たな脅威の出現」になるとの認識を示し、「世界や地域の安定を大きく揺さぶる要因になる」として、米国などをけん制した。対抗措置としては、露極東地域への地上発射型ミサイル配備が念頭にあるとみられる。
地上発射型の中距離ミサイルの保有を禁じた米露間の中距離核戦力(INF)全廃条約が2019年に失効し、ロシアは米国の動向に神経をとがらせている。