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マスクなしでスマホいじる警官、リオに危機感なし…海岸の女性「夏が終わってしまうもの」

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 新型コロナの変異ウイルスが猛威を振るうブラジルで、感染拡大が加速している。1日あたりの死者は連日3000人を超え、感染者が10万人を上回る日も出てきた。第2の都市リオデジャネイロでは医療崩壊が迫るが、ビーチは市民らでにぎわい、感染防止策は徹底されないままだ。

集中治療室で、新型コロナに感染した重症患者を手当てする看護師(3月30日、リオデジャネイロ市立ロナルド・ガゾラ病院で)
集中治療室で、新型コロナに感染した重症患者を手当てする看護師(3月30日、リオデジャネイロ市立ロナルド・ガゾラ病院で)

 リオ市北部の市立ロナルド・ガゾラ病院の集中治療室(ICU)。四方の壁には19のベッドが並ぶ。1床以外が埋まった病床に横たわるのは、全てコロナに感染した重症者だ。

 口にチューブを固定されたり、下着が見えるほど足をだらんと広げたりした患者のほとんどは目を閉じ、動かない。唯一、背もたれを起こしていた50歳くらいの男性は、小さく口を動かして祈りをささげ、胸の前で十字を切った。

 「ベッドが空いても、すぐに次の患者が来る」。看護師のオルガ・ピニェイラさん(59)は、ため息をつく。リオ州全体では今、約670人がICU入りを待っている。新規感染者の8割が、感染力がより高いとされる「ブラジル型」の変異ウイルスに感染しているという。

滞在が禁止されているビーチで日光浴を楽しむ市民ら(2日、リオデジャネイロ市のイパネマ海岸で)
滞在が禁止されているビーチで日光浴を楽しむ市民ら(2日、リオデジャネイロ市のイパネマ海岸で)

 医療崩壊寸前のリオだが、ボサノバの名曲「イパネマの娘」が生まれた市南部のビーチを訪れると、数百人が日光浴や散歩を楽しんでいた。周辺には警察官もいたが、マスクをせずにスマホをいじるばかりで、注意に向かう様子もない。

 砂浜に座っていた若いカップルに、ビーチは3月20日から滞在が禁止されているのではないかと尋ねると、女性は困った顔をしながら、「でも夏が終わってしまうもの」と答えた。

 

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1958482 0 国際 2021/04/03 12:05:00 2021/04/03 13:05:58 2021/04/03 13:05:58 滞在が禁止されているはずのビーチで日光浴を楽しむリオ市民(2日、イパネマ海岸で)=淵上隆悠撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210403-OYT1I50052-T.jpg?type=thumbnail

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