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【ロンドン=池田慶太】英医薬品規制当局は7日、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、30歳未満の接種を停止すると発表した。少数の若年者に血栓が確認されたためだとしている。
英BBCによると、英国では3月末までにアストラゼネカ製ワクチンが約2000万回接種され、そのうち79人で血栓が見つかり、19人が死亡した。約25万回に1回の割合で血栓が確認されたことになる。
一方、欧州連合(EU)の薬事当局「欧州医薬品庁(EMA)」は7日、アストラゼネカ製ワクチンについて、非常にまれな例として、血栓の発生を副反応リストに加える必要があると結論づけたと発表した。
発症例の多くは60歳未満の女性で、発症する可能性は非常に低いとしている。EMAのエマ・クック事務局長は記者会見で「ワクチンによる予防効果は副反応のリスクを上回る」と強調した。