ロシア軍集結、ウクライナ国境が緊迫…米政権の対応試す狙いか

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 【モスクワ=工藤武人】ロシアがウクライナとの国境地帯に軍を集結させる動きを続け、情勢が一段と緊迫している。プーチン露政権は、軍事衝突に発展しない程度に緊張を高め、ウクライナ支持を明確にしているバイデン米政権の対応を試す狙いもあるようだ。

 露大統領報道官によると、プーチン大統領は8日、メルケル独首相との電話会談で、軍部隊の移動は「内政問題」との認識を示し、撤収要請を拒否した。プーチン氏は、ウクライナが不安定化しているとして「自衛する」必要性も強調した。

 軍の動向を調査している露独立系団体「CIT」は8日、ウクライナ東部国境から約250キロ・メートル離れた露南西部ボロネジなどに露軍部隊の新たな拠点を確認したことを明らかにした。

 米国のジェン・サキ大統領報道官は8日、露軍部隊の集結状況に関し、ロシアがウクライナ南部クリミアを併合した2014年以降で「最大規模」と指摘した。サキ氏は9日、ウクライナ政府軍と親露派武装集団による東部紛争でも「ロシアによる侵略行為」が増えていることを踏まえ、事態の収拾に向けて、同盟国やロシアとも協議していることを明らかにした。

 ロイター通信によると、トルコ外務省は9日、米国が14日からクリミアに近い黒海に軍の艦艇2隻を派遣すると通告していたことを明らかにした。バイデン大統領が2日、ウクライナの領土保全に「揺るぎない支持」を表明したことが、ロシアの挑発行為に拍車をかけている可能性がある。

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1976819 0 国際 2021/04/10 21:59:00 2021/04/10 21:59:00 2021/04/10 21:59:00

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