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日米首脳会談で中国けん制、韓国で懸念強まる…「韓中関係への悪影響は最小化しなければ」

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 【ソウル=上杉洋司】韓国政府内では、16日の日米首脳会談が中国を強くけん制する内容となったことを受け、5月後半に予定される米韓首脳会談で韓国も歩調を合わせるよう求められることへの懸念が強まっている。

 韓国の文在寅ムンジェイン政権は、経済的なつながりの深い中国との関係を重視しており、中国を念頭に置いた日米豪印4か国の枠組み「クアッド」への参加にも消極的だ。韓国政府関係者は17日、本紙の取材に対し、「首脳会談を、韓米同盟をより強固にする機会とすべきだが、韓中関係に与える悪影響は最小化しなければならない」と強調した。

 米中の板挟みとなる恐れがある一方で、文政権は早期の米韓首脳会談実施を働きかけてきた。バイデン政権が対北朝鮮政策を見直す中、南北融和を掲げる文大統領の考えを反映させたいとの思いからだ。

 文氏はバイデン氏が迎える2番目の外国首脳になる可能性が高いが、国内には会談が日本より遅れたことに対する批判の声も出ている。左派系ハンギョレ新聞(電子版)は16日、「(日米首脳会談より)1か月以上遅れ、米国の対北政策に韓国の意思を十分に反映させるには不利な状況に置かれた」と報じた。

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