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「医療態勢ぼろぼろ」インドで二重変異ウイルス感染爆発か…医療用酸素不足が深刻

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 【ニューデリー=小峰翔】インド政府は22日、新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者が31万4835人になったと発表した。米疾病対策センター(CDC)の統計で1月8日に米国が記録した31万3310人を上回り、世界最多となった。2か所の変異で感染力が強いとされる「二重変異ウイルス」による感染爆発が起きたとみられ、病床や医療用酸素などが不足し、各地で医療崩壊が相次いでいる。

■酸素不足

22日、ニューデリーの医療用酸素が不足する病院で、患者の対応にあたる医療関係者=小峰翔撮影
22日、ニューデリーの医療用酸素が不足する病院で、患者の対応にあたる医療関係者=小峰翔撮影

 「首都はここ数日、(医療用)酸素不足の危機に陥っている」

 デリー首都圏政府のアルビンド・ケジリワル首相は22日、窮状を訴えた。首都圏では推計1日700トンの医療用酸素が必要だが、中央政府から22日に割り当てられたのは480トンだった。医療用酸素の不足は全土で深刻化し、酸素ボンベが盗まれた病院も出たほか、人工呼吸器への酸素供給が酸素漏れで停止し、患者24人が死亡する事故も起きた。

 首都の直近の陽性率は3割前後で推移し、病床や薬も不足する。患者の受け入れを断念したり、一つのベッドを2人で使ったりする病院も出ている。

■医療崩壊

 今月10日に陽性となった首都在住のリズビさん(57)は10前後の病院に受け入れを頼んだが、満床で断られた。体調が悪化し、5日後の15日に隣の州の病院に入院した。

 しかし、医師から「抗ウイルス薬などが尽きている」と告げられた。家族は全国の薬局に電話をかけ、北部カシミール地方に住む親族が薬を入手した。薬は首都に航空便で来る乗客に託され、何とかリズビさんの元に届いた。

 リズビさんは血中酸素濃度が急激に下がるなど、その後も容体は悪化。ようやく空きが出た集中治療室(ICU)に19日に入った。リズビさんは、「医療態勢はぼろぼろだ」と嘆く。

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