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中国、台湾に嫌がらせ続けるが「すぐに軍事行動起こさない」…アーミテージ氏

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リチャード・アーミテージ氏
リチャード・アーミテージ氏

 【ワシントン=中島健太郎】米国のバイデン大統領の非公式代表団として4月に台湾を訪問したリチャード・アーミテージ元国務副長官(76)が、読売新聞のインタビューに応じた。来年の北京冬季五輪を控えた中国がすぐに軍事行動に出る可能性は低いとの見方を示し、日米と台湾の関係を強化していくことが重要だとの認識を示した。

 非公式代表団は、アーミテージ氏のほか民主党のクリス・ドッド元上院議員、オバマ政権で国務副長官だったジェームズ・スタインバーグ氏の3人。4月14~15日に台湾を訪問し、蔡英文ツァイインウェン総統らと会談した。インタビューは4月29日に行われ、内容は以下の通り。

 ――台湾訪問の経緯は。

 「バイデン大統領は、台湾側が共和党議員に『バイデン政権は中国に甘い対応をとり、台湾の味方ではないのではないか』と伝えたと知った。カート・キャンベル国家安全保障会議インド太平洋調整官が大統領に我々の台湾訪問を提案し、『それは良いアイデアだ』と言って実現した」

 ――蔡氏との会談は。

 「(蔡氏は)独立を宣言するつもりはなく、する必要はないと思っている。『事実上の独立』を実現し、多くの台湾市民は台湾に独自の地位があるとわかっている。中国の嫌がらせがあっても、難しい安全保障環境の中で政権を運営する能力がある」

 ――中国の最近の動きをどう見るか。

 「新しいものではない。今年は東京五輪、中国共産党創設100年、来年は北京冬季五輪がある。嫌がらせは続けるだろうが、(軍事)行動には出ないと思う」

 ――バイデン政権は米国が台湾防衛への関与を明確にしないという「戦略的曖昧さ」を変更するのか。

 「現時点では、変更すると思っていない。中国の香港、尖閣、南シナ海などでの行動は、木の皮を一枚ずつはがすようなものだ。中国が注意深く行動しなければ、『戦略的曖昧さ』は終わりを迎えるだろう」

 ――米国は台湾への軍事的な関与を強めるべきか。

 「米軍の艦船訪問などの行動は、今のところ必要ない。中国の行動に応じてそうした措置をとるまで、まだ時間がある」

 ――米軍幹部が3月に議会で、中国による台湾への軍事行動に言及した。

 「(米軍幹部が軍事行動の時期として述べた)『6年』などの数字は、何かに基づいたものではなく、予測だ。中国が何らかの行動を起こす能力を高めていると言ったのであって、時期に大きな意味はないだろう」

 ――日本は台湾問題でどう対応すべきか。

 「日本は中国の隣国であり、中国をわざと挑発する必要はないが、台湾の国際的な地位の確保に手をさしのべることも必要だ。日本外務省の一定のレベルの高官が台湾側と会談することなどが考えられる」

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2027362 0 国際 2021/05/03 05:00:00 2021/05/03 10:04:59 2021/05/03 10:04:59 読売国際会議2018のフォーラム「安倍・トランプ同盟と北朝鮮」に出席した、元米国務副長官のリチャード・アーミテージ氏。「北朝鮮に対して「最大限の圧力」をかけ続けるべきだ」と発言した。東京・内幸町で。2018年6月6日撮影。米共和党系のリチャード・アーミテージ元国務副長官。2020年12月8日朝刊「「機密共有 日本も参画」 日米の努力求める アーミテージ・ナイ報告書」掲載。◇1945年生まれ。米海軍士官学校卒。81~83年、国防次官補代理。83~89年、国防次官補。ブッシュ政権の2001~05年に国務副長官。超党派の有識者による日米同盟への提言「第1~3次アーミテージ・ナイ報告書」を主導。本紙朝刊コラム「地球を読む」執筆者。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210503-OYT1I50016-T.jpg?type=thumbnail

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