メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
【モスクワ=工藤武人】ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は21日、国防省系メディア「ズベズダ」のインタビューで、ロシアが人工知能(AI)搭載のロボット兵器の「量産を開始した」と明らかにした。

ショイグ氏は、ロボット兵器を「明日の兵器」と表現し、開発を急ぐ姿勢を強調したが、量産を始めた兵器の名称などは明らかにしなかった。
ショイグ氏は4月、無人戦闘車両「ウラン9」などロボット兵器の製造工場を視察している。ウラン9は中東シリア内戦で試験的に投入済みで、量産に入った可能性がある。
人間の命令なしに標的を攻撃できるようになるとされるロボット兵器を巡っては、開発を規制する国際的な枠組みが整備されていない。米国や中国に人口規模で劣るロシアは、ロボット兵器の開発を重視している。量産化が事実なら、各国の開発競争にも影響しそうだ。