読売新聞オンライン

メニュー

大量発生の「17年ゼミ」気軽に食べないで、米FDAが異例の警告

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 米国で17年に1度だけ姿を現す「17年ゼミ」が大量発生する中、米食品医薬品局(FDA)が、セミを安易に食べないよう異例の警告を出した。関連グッズが売り出されるなどブームになる中、セミを使った料理まで登場したためだ。FDAはアレルギー反応が出る恐れがあるとして冷静な対応を呼びかけている。(ワシントン支局 船越翔)

セミ入りのタコス(ロイター)
セミ入りのタコス(ロイター)

 首都ワシントンなど東部の一帯では5月から「ブルードX(テン)」と呼ばれる17年ゼミが一斉に羽化し、大音量で鳴いている。2004年以来、最大で数兆匹ものセミが出現する珍しい現象とあって、各地ではレストランがセミをトッピングにしたタコスを提供したり、米紙ワシントン・ポストが揚げ物のレシピを紹介したりするなど盛り上がっている。

セミをトッピングしたチョコレートクッキー(AP)。幼虫が地上に出てきた様子を表現しているという
セミをトッピングしたチョコレートクッキー(AP)。幼虫が地上に出てきた様子を表現しているという
米バージニア州のレストランで、タコスのトッピングとして用意されたセミ(ロイター)
米バージニア州のレストランで、タコスのトッピングとして用意されたセミ(ロイター)

 これに対して、FDAは2日、ツイッターへの投稿で、セミはエビやロブスターなどと近縁関係にあると説明した上で「魚介類へのアレルギーがある人は食べないで」と注意を促した。

 国連食糧農業機関(FAO)が4月に公表した報告書でも、昆虫を食べることについて「甲殻類のアレルギーがある人はアレルギー反応が出る恐れがある。リスクへの理解を深めるための研究が必要だ」と指摘している。

 ◆17年ゼミ=米東部で17年ごとに大量発生するセミ。3種類あり、集団名では「ブルードX」と呼ばれる。体長3センチほどで赤い目が特徴。羽化のため地上に出て交尾や産卵を行い、数週間で寿命を迎える。決まった年に一斉羽化することで天敵に食い尽くされるのを防ぎ、子孫を残す確率を高めていると考えられている。

無断転載・複製を禁じます
2100568 0 国際 2021/06/04 11:17:00 2021/06/04 13:45:32 2021/06/04 13:45:32 A cicadas taco is seen at Cocina on Market restaurant, as Brood X or Brood 10 cicadas have begun emerging from the earth after 17 years, in Leesburg, Virginia U.S., May 19, 2021. Picture taken on May 19, 2021. REUTERS/Carlos Barria     TPX IMAGES OF THE DAY https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210604-OYT1I50051-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)