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NATO、露だけでなく中国を「脅威」に位置付け…宇宙空間も集団的自衛権の対象

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 【ブリュッセル=畠山朋子、ワシントン=蒔田一彦】北大西洋条約機構(NATO)は14日、ブリュッセルで首脳会議を開き、脅威と位置づけるロシアと並び、軍備拡大を続ける中国への対応を戦略の柱に置く方針で一致した。会議後に発表された共同声明では、日本などアジア太平洋のパートナー国との連携を強化することも盛り込まれた。

ブリュッセルのNATO本部で、首脳会議に臨む(円卓の左から)ジョンソン英首相、バイデン米大統領、ストルテンベルグ事務総長ら(14日)=AP
ブリュッセルのNATO本部で、首脳会議に臨む(円卓の左から)ジョンソン英首相、バイデン米大統領、ストルテンベルグ事務総長ら(14日)=AP

 首脳会議には、米国のバイデン大統領が就任後初めて参加した。バイデン氏は会議後の記者会見で「ロシアと中国は大西洋両岸の結束にくさびを打とうとしているが、我々の同盟は強固な礎だ」と強調した。中国による国際秩序を脅かす行動を「構造的な挑戦」と表現し、「インド太平洋の民主的なパートナー国との協力を強化することで一致した」と述べた。

 共同声明では「ルールに基づいた国際秩序の保持と形成に向けたNATOの能力を強化する」として、中国に対し「宇宙やサイバー、海事を含めた国際社会での責任ある行動を求める」と呼びかけた。

 宇宙空間もNATOの活動領域に位置づけ、宇宙空間または宇宙からの攻撃が、集団的自衛権を行使する対象になり得ると明記した。中露が人工衛星を攻撃する兵器の開発など宇宙の軍事利用を進めていることが念頭にある。

 人工知能(AI)や高速・大容量通信規格「5G」といった最新技術への対応も進める。先端技術開発を支援する基金を創設し、こうした技術の防衛への活用を後押しする。

 NATOは、今回の首脳会議で採択した2030年に向けた改革方針に基づき、新たな行動計画「戦略概念」を22年に策定する。対応範囲の拡大に伴い、各加盟国に防衛費やNATOへの拠出金などの増額を求める見通しだ。今後、資金負担について加盟国の意見調整を図る。

 ◇ NATO首脳会議の共同声明のポイント

 ▽中国の独断的な振る舞いは、ルールに基づく国際秩序や同盟国の安全保障への構造的な挑戦だ

 ▽ルールに基づく国際秩序を保持するため、アジア太平洋のパートナー国との関係を強化

 ▽防衛分野の先端技術開発を支援する基金を創設

 ▽宇宙空間や宇宙からの攻撃は、集団的自衛権の発動対象になり得る

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2124814 0 国際 2021/06/15 10:19:00 2021/06/15 10:19:00 2021/06/15 10:19:00 NATO Secretary General Jens Stoltenberg, center, opens a plenary session during a NATO summit at NATO headquarters in Brussels, Monday, June 14, 2021. U.S. President Joe Biden is taking part in his first NATO summit, where the 30-nation alliance hopes to reaffirm its unity and discuss increasingly tense relations with China and Russia, as the organization pulls its troops out after 18 years in Afghanistan. (Brendan Smialowski, Pool via AP) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210615-OYT1I50028-T.jpg?type=thumbnail

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