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プーチン氏「いかなる敵対感情もなかった」…バイデン氏と初の対面会談

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 【ジュネーブ=工藤武人、ワシントン=横堀裕也】米国のバイデン大統領は16日、永世中立国スイスのジュネーブでロシアのプーチン大統領と会談した。核軍縮など安全保障を中心に協議し、東西冷戦後最悪とされる米露関係の緊張緩和へ向けて糸口を探った。

 今年1月のバイデン氏の大統領就任以降、米露首脳が対面で会うのは初めて。プーチン氏は会談後に記者会見し、「いかなる敵対感情もなかった」と述べた。

16日、ジュネーブの首脳会談会場に到着し、握手を交わすバイデン米大統領(右)とプーチン露大統領=AP
16日、ジュネーブの首脳会談会場に到着し、握手を交わすバイデン米大統領(右)とプーチン露大統領=AP

 ロシア側の交渉関係者は会談終了後、インターファクス通信に「会談は非常にうまくいった」との感触を示した。タス通信によると、会談には両国外相が同席し、参加者を増やした拡大会合の形式でも行われ、休憩を挟み約3時間半に及んだ。

 会談では、長距離射程の核戦力を対象とする軍縮の枠組み「新戦略兵器削減条約」(新START)の期限が切れる5年後を見据え、軍備管理に関する協議開始で調整が図られた模様だ。気候変動問題や新型コロナウイルスの感染防止対策でも協力推進を確認したとみられる。

 ただ、民主主義陣営の代表として会談に臨んだバイデン氏と、強権統治を正当化するプーチン氏の対立は根深い。ロシアの反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏への弾圧などロシアの人権問題や、ロシアによるウクライナのクリミア併合などを巡る隔たりは埋まっていない。

 米国内では、野党・共和党を中心に、プーチン氏と会談すること自体に反対する声も強かった。バイデン氏は、ロシアの態度が変わらなければ「対抗措置を取る」とし、対決も辞さない姿勢で会談に臨んだ。

 プーチン氏も、米欧による「干渉」を断固拒否する構えを示していた。会談では厳しい応酬も交わされたとみられる。

 両首脳は電話では1月と4月に会談している。

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2129364 0 国際 2021/06/16 20:35:00 2021/06/17 13:15:02 2021/06/17 13:15:02 Russian President Vladimir Putin, left, and U.S President Joe Biden shake hands during their meeting at the 'Villa la Grange' in Geneva, Switzerland in Geneva, Switzerland, Wednesday, June 16, 2021. (AP Photo/Alexander Zemlianichenko, Pool) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210616-OYT1I50133-T.jpg?type=thumbnail

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