読売新聞オンライン

メニュー

NY市長選 民主候補選び大混戦…22日予備選 主要8人

[読者会員限定]
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【ニューヨーク=寺口亮一】11月の米ニューヨーク市長選に向け、民主党の候補を選ぶ予備選が22日に行われる。新型コロナウイルスで打撃を受けた全米最大都市の立て直しが主な争点だ。主要候補は8人で、当初リードした候補が失速し、大混戦となっている。

元警察官リード

 市長選は、退任するビル・デブラシオ市長(民主党)の任期満了に伴って行われる。共和党も22日に予備選を予定するが、ニューヨーク市は民主党の牙城で、民主党予備選の勝者が次期市長の最右翼となる。

 米紙ポリティコなどが14日に発表した世論調査では、元警察官でブルックリン区長のエリック・アダムス氏(60)が先頭に立つ。治安改善への期待と黒人票を集めているようだ。

 勢いがあるのは、元市衛生局長のキャスリン・ガルシア氏(51)だ。新型コロナで困窮した家庭への食糧支援などが評価されている。ニューヨーク・タイムズなど地元2紙が支持を表明し、知名度がアップした。

 昨年の大統領選で民主党候補指名を争った台湾系実業家アンドリュー・ヤン氏(46)は大統領選で掲げた「ベーシックインカム(最低生活保障)」を訴える。一時は世論調査でトップを走ったが、最近は伸びを欠く。政治経験の乏しさが響いている可能性もある。弁護士のマヤ・ワイリー氏(57)は経済活性化に向けた大規模な資金投入を主張する。

治安悪化

 マンハッタンで15日、予備選の期日前投票を終えたロビン・ハウプトマンさん(65)は「経済も治安も危機的だ。次の市長には経験と政策が必要だ」と力説した。

 地元テレビ「NY1」が7日に発表した世論調査によると、市政の最優先課題は「犯罪・公共の安全」が46%、「ビジネス・経済再開」「住宅政策」が30%で、「新型コロナ拡大防止」の24%を上回った。

 同市で1回はワクチンを接種した成人の割合は65%に達し、新型コロナの流行は沈静化しつつある。一方で、経済不況などを背景に治安が悪化。発砲事件は今年、急増しており、今月13日までに721人(昨年同期比61%増)が撃たれた。アジア系住民らが狙われる犯罪も増え、観光復活の妨げになりかねない状況だ。

予測困難

 今回予備選は、最大上位5人まで優先順位をつけて投票する方式が導入される。1位票を過半数獲得する候補が出るまで最下位を外し、その票を再配分して集計を繰り返すため、勝者を予測しづらい面もある。

無断転載・複製を禁じます
2134276 1 国際 2021/06/18 05:00:00 2021/06/18 05:00:00 2021/06/18 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210618-OYT1I50018-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)