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【ワシントン=田島大志】米国のマイク・ペンス前副大統領(共和党)は14日、インド太平洋戦略をテーマにワシントンで講演し、2022年の北京冬季五輪について、新型コロナウイルスの発生源調査に中国が全面協力しないなら「米国は開催地変更を明確に要求するべきだ」と主張した。

ペンス氏は「中国政府の透明性の欠如により壊滅的な大流行を招いた」と指摘し、五輪開催の条件として、新疆ウイグル自治区での人権弾圧の停止も挙げた。
また、米国が世界保健機関(WHO)からの脱退を撤回したことについて「何の譲歩も引き出さずに、中国が管理する機関に再び加わった」とバイデン政権の対中政策を批判した。
「対中圧力を維持し、そのペースを上げるべきだ」とも主張し、インド太平洋における航行の自由の確保に向け、米海軍の大幅増強が必要との認識を示した。