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「ドクター・バイデン」ジル夫人、高まる存在感…今も教壇に・自ら訪日決断

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 【ワシントン=田島大志】米国のジル・バイデン大統領夫人(70)が、ファーストレディーとしての活動の傍ら、現役の教員として 教鞭きょうべん を執る異色のスタイルで存在感を示している。23日の東京五輪の開会式出席のための来日は大統領夫人として初の単独での外遊で、国内外で注目を集めそうだ。

 米ファッション誌「VOGUE」の8月号は、ホワイトハウスで花柄のドレスに身を包んだジル氏が表紙を飾った。表紙になった米大統領夫人は、クリントン元大統領のヒラリー夫人(元国務長官)、オバマ元大統領のミシェル夫人に続き3人目となる。

 同誌ではパソコンをたたく写真とともに「ドクター・バイデン」として紹介された。教育学博士のジル氏は副大統領夫人時代もフルタイムで働き、大統領夫人となった今も日本の短大に相当するコミュニティー・カレッジで教壇に立つ。「博士号を持ち、ホワイトハウス外で働く初のファーストレディー」(米紙ワシントン・ポスト)と評される。

 大統領夫人としては、新型コロナウイルスのワクチン接種率が低迷する全米各州への訪問活動を始めた。「国民と家族、隣人を守るために接種は重要だ。目標に行き着くまで、私の旅は終わらない」と米メディアのインタビューに語る。

 東京五輪出席は、そうした積極姿勢の表れだ。過去の五輪にはヒラリー、ミシェル両氏を含め米大統領夫人が出席した例は他にもあるが、今回はコロナ禍で状況は全く異なる。米メディアから無観客、緊急事態宣言下での開会式出席に慎重論も出る中、ジル氏本人が来日を判断した。

 ジェン・サキ大統領報道官は19日の記者会見で、感染対策に万全を期す考えを示した上で、「(13日に発表した)訪日予定は何ら変わらない」と強調した。ジル氏は来日に合わせアラスカ、ハワイ州も訪問する予定だ。

 ジル氏の日本での日程は、菅首相との面会など限定的になる見通しだ。それでも日本外交筋は「東京の状況を承知の上で決断してくれた。大統領の名代として開催を支持する姿勢を内外に示してくれるのは本当に貴重だ」と語っている。

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2222940 0 国際 2021/07/21 05:00:00 2021/07/21 11:24:22 2021/07/21 11:24:22 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210720-OYT1I50160-T.jpg?type=thumbnail

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