タリバン、米への協力者らブラックリスト化…「大量拘束や公開処刑の恐れ」

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 【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの実権を握ったイスラム主義勢力タリバンが、米国協力者らのブラックリストを作成し、追跡を進めている模様だ。ノルウェーの民間情報機関が国連に提出した報告書で指摘したもので、殺害される可能性もあるとしている。

 読売新聞が入手した報告書は18日付。それによると、タリバンはモスク(礼拝所)の関係者や送金業者などから、米軍の協力者やアフガン情報機関職員らの人名、電話番号、家族構成などを集めリストを作成している。

カブールで、タリバン戦闘員と写真撮影するアフガン市民(19日)=AP
カブールで、タリバン戦闘員と写真撮影するアフガン市民(19日)=AP

 リストによる追跡の手は既に首都カブールに及んだ。国際テロにも関わるタリバンの最強硬派「ハッカニ・ネットワーク」の取り締まりを担っていた元政府職員が居宅で、17日に戦闘員らに拘束されたという。

 タリバンはアフガン全土の掌握後、米国協力者や政府職員らの「恩赦」を発表した。リスト作成が事実であれば、融和姿勢は見せかけだったことになる。

 報告書は、米欧の外交官らの退避が進み、カブールがアフガン人だけになれば、タリバンが「大量拘束や公開処刑を行う恐れがある」とのシナリオも示した。

 アフガンは20日、タリバンが全土掌握を宣言してから最初の金曜を迎えた。本紙通信員によると、カブールのモスクでは、武装した戦闘員が民間人と共に礼拝を行う姿が見られた。融和を訴える指導部が、戦闘員を動員した可能性がある。

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2301251 0 国際 2021/08/20 21:02:00 2021/08/21 01:15:53 2021/08/21 01:15:53 An Afghan takes a selfie with Taliban fighters on patrol in Kabul, Afghanistan, Thursday, Aug. 19, 2021. The Taliban celebrated Afghanistan's Independence Day on Thursday by declaring they beat the United States, but challenges to their rule ranging from running a country severely short on cash and bureaucrats to potentially facing an armed opposition began to emerge. (AP Photo/Rahmat Gul) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210820-OYT1I50152-T.jpg?type=thumbnail

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