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アフガン難民「戻れば殺される」…決死の脱出1500キロ、トルコ当局は相次ぎ拘束

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 イスラム主義勢力タリバンが実権を掌握したことで、アフガニスタンからの難民が急増する恐れがある。隣国イランを経て1500キロ以上先にあるトルコは国境管理を厳格化しており、アフガン人の決死の脱出は困難の度合いが高まっている。(トルコ東部ワン 酒井圭吾)

トルコ東部ワン市内で、当局を恐れて物陰に隠れるナジブラさん(左)。欧州を目指していたが、2日後に拘束された(8月30日)=酒井圭吾撮影
トルコ東部ワン市内で、当局を恐れて物陰に隠れるナジブラさん(左)。欧州を目指していたが、2日後に拘束された(8月30日)=酒井圭吾撮影
アフガニスタン難民の流入阻止にあたるトルコ軍兵士(8月31日、トルコ東部のイラン国境沿いで)=酒井圭吾撮影
アフガニスタン難民の流入阻止にあたるトルコ軍兵士(8月31日、トルコ東部のイラン国境沿いで)=酒井圭吾撮影

 8月30日夜、ワン市内の草むらでアフガン人の若者2人が寝息を立てていた。近付くと、2人は跳び起き、逃げ出そうとした。取材だと説明しても、しばらくは警戒心が消えなかった。

 「ここは、どこの国?」。その一人、ナジブラさん(18)が口を開いた。密航業者の手引きに従い、3日前にたどりついた場所がどこかを知らなかったのだ。所持金は10ドル(約1100円)だった。

 出国したのは7月。故郷のアフガン東部ナンガルハル州がタリバンの攻撃にさらされ、母親が「おまえだけは逃げて」と、車や家財道具を売って密航費1100ドル(約12万円)を工面してくれたという。険しい山の中を歩き、車を十数回乗り継いだ。

 共に祖国を出た25人のうち20人は行方が途中で分からなくなった。捕まった可能性がある。ナジブラさんは「絶対に欧州に逃げる。今、アフガンに戻されれば殺される」と訴えた。

 この2日後、大型トラックの荷台に隠れていたアフガン人72人が拘束された。地元アナトリア通信が配信した拘束者の写真には、2人の姿が写っていた。

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2343179 0 国際 2021/09/06 05:00:00 2021/09/06 06:49:45 2021/09/06 06:49:45 トルコ東部ワン市内で8月30日、警察の拘束を恐れて街に潜むナジブラさん(左)。欧州を目指していたが、2日後に拘束された=酒井圭吾撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210905-OYT1I50152-T.jpg?type=thumbnail

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