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米英、豪の原子力潜水艦導入を技術面などで支援

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 【ワシントン=田島大志】米国のバイデン大統領は15日、英国、オーストラリアとの3か国でインド太平洋地域の安定に向けた新たな協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」を創設すると表明した。米英は豪州の原子力潜水艦導入を技術面などで支援する。中国を念頭に多国間での安全保障協力を強化する。

 「AUKUS」は、豪州の「AU」、英国の「UK」、米国の「US」とそれぞれの略語を組み合わせた。米国は「クアッド」の名称で定着している日米豪印4か国の協力枠組みと並ぶ対中戦略の柱に据える考えだ。

 バイデン氏は英国のジョンソン首相、オーストラリアのモリソン首相とともにオンラインで共同記者発表に臨み、「3か国は歴史的な一歩を踏み出した。21世紀の脅威に立ち向かうための共通の能力を強化していく」と述べた。モリソン氏は「インド太平洋は複雑化しており、協力関係を新しい次元に引き上げる必要がある」と強調した。

 米国にとって原潜技術は最高レベルの軍事機密と位置付けられ、これまでに供与したのは1958年に合意した英国のみだ。現在、原潜を保有するのは米国、ロシア、中国、英国、フランス、インドの6か国だけで、核保有国でない豪州が、原潜を保有するのは異例といえる。

 原潜は通常型の潜水艦に比べ、長期の連続潜航が可能だ。米国は南太平洋に位置する豪州の原潜保有を支援することで、南・東シナ海などで現状変更を試みる中国に対する抑止力を強める狙いがある。

 豪州は近年、中国が太平洋諸国に対する影響力を拡大し、軍事的な海洋進出も加速していることに警戒感を強めている。モリソン氏は原潜について、今後、米英の技術支援を受け少なくとも8隻の建造を目指すとしている。

 米英は今後1年半をかけて、戦略や運用面を含めた豪州での原潜導入を支援する。3か国の外交・国防高官による協議体を新設し、軍事利用が進む人工知能(AI)やサイバー、量子技術などでも連携強化を進める方針だ。

 米英豪はこれまでもカナダとニュージーランドを加えた情報共有の枠組み「ファイブ・アイズ」で高度な機密を交換してきた実績があり、今後は協力を一段と拡大する。

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