タイ首相「年末年始の観光客逃すな」…米中など10か国からの入国者の隔離措置を免除

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 【バンコク=田原徳容】タイのプラユット・チャンオーチャー首相は11日夜、テレビ演説を行い、新型コロナウイルスの感染リスクが低いと判断した10か国からの入国者について、ワクチン接種完了などを条件に11月1日から隔離措置を免除すると発表した。タイの1日当たりの新規感染者数は東南アジア諸国連合(ASEAN)で最も多く、国民の間では「時期尚早」との声も上がっている。

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 プラユット氏は、10か国のうち米国と中国、英国、ドイツ、シンガポールの国名を挙げ、空路での入国者に限り、入国前後のPCR検査で陰性の場合は隔離措置が免除されると説明した。日本が10か国に含まれているかどうかは不明だ。

 隔離免除に踏み切った背景には、国内総生産(GDP)の約2割を占める観光業の復活に道筋をつける狙いがある。タイは昨年4月以降、入国者に14日間の隔離措置を義務付けるなど厳しい入国制限を行い、観光業は壊滅的な打撃を受けた。プラユット氏は演説で、「年末年始の観光客を引き込む機会を逃してはならない」と強調した。

 しかし、11日の1日当たりの新規感染者数は1万35人とASEANで唯一1万人を超えるなど、感染状況が改善されたとは言い難い状況だ。国内のワクチン接種完了率も33%にとどまっている。SNSでは「学校再開より観光客が大事なのか」「数万人規模の入国者のPCR検査を連日空港で処理できるのか」などと批判の声が相次いでいる。

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