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【パリ=山田真也】フランス国民議会(下院)は5日、飲食店などで新型コロナウイルスのワクチン接種などを証明する「衛生パス」の提示義務について、今月15日までの期限を来年7月末まで延長する法案の最終案を与党の賛成多数で可決した。マクロン政権は今冬に感染が再拡大する恐れがあるとして、延長が必要だとの考えを示していた。
仏の衛生パスは今夏に導入され、飲食店や美術館、長距離列車などで提示する必要がある。一方で、「自由の侵害だ」と抗議するデモが続いている。
今回の期限延長について野党側は、来年4月の大統領選挙や6月の下院選を控え、コロナ対策は選挙戦で議論すべきだとして、期限を2月末までとするよう求め反対していた。
フランスでは、このところ感染が増加傾向にあり、1日あたりの新規感染者数は数千人から約1万人程度で推移している。