台湾の呉外交部長
【台北=杉山祐之】台湾で対中政策を主管する大陸委員会は5日、中国政府が、台湾の
蘇貞昌
行政院長(首相)ら3人を「頑迷な独立分子」と見なし、刑事責任を追及するとしたことについて、「強権的などう喝は受け入れられない。対岸(中国)が我々の民主主義と自由を破壊し、対立と不安を生み出すなら、必要な対抗手段を取る」と強く反発した。
また、名指しされた一人、
呉●燮
外交部長(外相)は6日、外交部のツイッターに、「中国のブラックリストに入り、数え切れないほど祝いの言葉をもらった。台湾の自由と民主主義のため引き続き奮闘する」と皮肉を込めて投稿した。
(●は金ヘンに「リットウ」)