接種「2割」に悩むウクライナ、理由は敵対・ロシアの「反ワクチン」キャンペーンか

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 【モスクワ=工藤武人】ウクライナで新型コロナウイルスのワクチン接種が進まない。ゼレンスキー政権は、ロシアによるSNS上での「反ワクチン」キャンペーンが足を引っぱっているといらだつ。

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 ウクライナ政府によると、23日時点のワクチン接種完了者は約1022万人で総人口(約4130万人)の約24%にとどまる。隣国ロシアの接種完了率(約37%)を下回る。ロシアでは国産ワクチンしか接種の選択肢がないのに対し、ウクライナでは、ファイザーやアストラゼネカなど欧米製のワクチンを接種できる。

 政府が24日に発表した新型コロナの新規感染者数は1万4325人だった。3万人の大台に迫った今月上旬に比べれば落ち着いたものの累計感染者数は約336万人と多い。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今月中旬、ワクチン接種者に1000グリブナ(約4200円)を臨時支給する方針を表明し、ワクチン接種を呼びかけている。

 ゼレンスキー政権は、伝統的に根強い国民のワクチンへの抵抗感を、敵対するロシアが助長していると疑いの目を向ける。

 国家安全保障国防会議は報告で、ウクライナで普及するSNSテレグラム上などでの、ロシア主導とみられる反ワクチンキャンペーンの具体例を列挙した。

 「ワクチン接種は死につながる」「子供の健康を損なう陰謀だ」など、ワクチンを攻撃する投稿が絶え間なく続いているという。

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