ミャンマーとタリバンの「国連大使」は現職が続投へ…新たな大使、当面認めず

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 【ニューヨーク=寺口亮一】国軍がクーデターを強行したミャンマーと、イスラム主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンの国連大使を巡り、国連総会の信任状委員会は1日、誰が両国の正統な大使であると認めるか結論を先送りした。総会の規定に従い、現職が続投することになる。

ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使(ロイター)
ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使(ロイター)

 米中露など9か国で構成する委員会が1日に非公開で協議した。議長国スウェーデンの国連大使は記者団に「信任状に関する決定を先送りすることを決めた」と明かしたが、期間には言及しなかった。

 ミャンマーとアフガンでは今年、民主的手続きで選ばれた政権がクーデターなどで倒れた。転覆した政権が任命したミャンマーの現職大使チョー・モー・トゥン氏と、アフガンのグラム・イサクザイ氏はいずれも職務を続け、国際社会に支援を訴えてきた。これに対抗し、ミャンマー国軍は軍関係者を、タリバンは報道官を新たに大使に任命すると国連に通知し、代表権を争っていた。

 委員会は全会一致で方針を決めるのが通例とされる。国政の実権を握る国軍やタリバンへの対応が、米中露など大国の間で割れており、正統な大使を決定するのは現状では難しいと判断したとみられる。

 委員会は1996~2001年にタリバンがアフガンを支配した当時も決定の延期を重ね、前政権の大使が職務を続けた。

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2564587 0 国際 2021/12/02 11:52:00 2021/12/02 11:52:00 2021/12/02 11:52:00 FILE PHOTO: Myanmar's United Nations ambassador Kyaw Moe Tun addresses the U.N. Human Rights Council in Geneva, Switzerland, March 11, 2019. REUTERS/Denis Balibouse/File Photo https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211202-OYT1I50033-T.jpg?type=thumbnail

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