五輪「外交的ボイコット」、米豪に続き英も表明…中国外務省「強烈な不満と断固とした反対」

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モリソン豪首相
モリソン豪首相

 【ジャカルタ=川上大介、北京=田川理恵】オーストラリアのスコット・モリソン首相は8日、新疆ウイグル自治区での中国による人権侵害などを理由に、来年2月の北京冬季五輪に政府関係者を派遣しない方針を明らかにした。6日に「外交的ボイコット」を表明した米国に足並みをそろえた。英国のジョンソン首相も8日、閣僚の派遣を見送る「事実上の外交的ボイコット」を表明した。

イギリスのボリス・ジョンソン首相
イギリスのボリス・ジョンソン首相

 モリソン氏は、中国による人権侵害など未解決の問題について対話を望んできたが、中国が受け入れなかったと指摘し、「国益のため、これまでの立ち位置から引くことはない」と強調した。選手団は派遣されるとの見通しも示した。豪州は、新型コロナウイルスの発生源調査を主張したことを機に、中国との関係が極度に悪化している。

 中国外務省の 汪文斌ワンウェンビン 副報道局長は8日の定例記者会見で、豪州の対応に対し「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。

 ジョンソン氏は下院本会議の答弁で、「閣僚が(開会式などに)参加する予定はない」と述べた。英議会内の対中強硬派からは、米豪と同様の全面的な外交的ボイコットを求める声が上がっているが、同様の対応になるかどうかは明言しなかった。ジョンソン氏は「中国に対してこの問題を取り上げることにためらいはない」とし、人権問題に対する抗議の意思表示になるとの考えも示した。

 一方、2024年に五輪開催を控えるフランスの外務省は7日、米国の選択に注意を払いながら、欧州連合(EU)レベルで調整を進めるとの考えを示した。

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2581326 0 国際 2021/12/08 19:20:00 2021/12/08 23:05:34 2021/12/08 23:05:34 イギリスのボリス・ジョンソン首相。2019年8月26日撮影。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211208-OYT1I50150-T.jpg?type=thumbnail

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