「ランボー」の異名を持つ新しい米大使・エマニュエル氏、「自転車で日本一周してみたい」

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 米国の新しい駐日大使として赴任するラーム・エマニュエル氏(62)が1月5日にワシントンで読売新聞のインタビューに応じた。「ランボー」の異名を持つ「剛腕」として知られ、高校時代にはバレエに打ち込んだこともある。そんなエマニュエル氏に日米同盟の将来や日本で挑戦したいことなどを聞いた。

「日米両国は岐路に立っている」

 ――日米同盟の将来をどう見るか。

インタビューに答えるラーム・エマニュエル駐日大使(5日、ワシントンで)=中島健太郎撮影
インタビューに答えるラーム・エマニュエル駐日大使(5日、ワシントンで)=中島健太郎撮影

 日米両国は岐路に立っている。歴史上、とても大事な時期にいる。これまでの政権が認識し始めているのは、10年、20年前に機能していたことを10年、20年、30年後もうまく機能させるためには、時代に合わせていく必要があるということだ。政治で一つ変わらないのは、「変革」が常に起きているということだ。

 日米同盟が強固で、そこに友情があったことは確かだが、常に強化し、未来に向けて育てていく必要がある。この先3年間、中国と北朝鮮による安全保障面での挑戦は、過去とは異なるものになる。一方、経済などを考えれば、この先3年間には、将来のために必要なものを築くチャンスもある。米国のインド太平洋地域での同盟の態勢を決めていくものとなる。

 こう考えたい。日本政府は「自由で開かれたインド太平洋」という概念をつくり、確かなものにした。今では、私たち(米国)が自分たちが考え出した概念のように繰り返している。だが、この考え方こそ、米国が地域をどう見て、同盟をどう考えているかを示している。共通の指針の「北極星」と言うべきもので、目標でもある。

 今、米国は日本の考え方を取り入れ、一緒に「北極星」という共通の指針をつくろうとしている。素晴らしいことだ。米国と日本が共に協力し、つくりあげていかなければならない。

過去の駐日大使は「サイズの大きな靴」

 ――どのような駐日大使を目指すか。

 ウォルター・モンデール元副大統領とは、(昨年4月に)亡くなる1か月ほど前に話をした。キャロライン・ケネディ氏、ウィリアム・ハガティ上院議員、ジョン・ルース氏にも話を聞いた。たくさんのことを教えてくれた。誰もが、(大使は)素晴らしい経験になるだろうと言った。

 私の目標は、何かこれまでにないことを成し遂げることだ。日米同盟は、二つの国の人たちと政府が、どのように長い間にわたって持続可能で、変化をもたらすものを構築することができるかを示す例となる。日米同盟は、この地域を守る防波堤だ。

 過去の駐日大使は、自分にとって「サイズの大きな靴」のようなものだ。私が駐日大使になることを謙虚に受け止めたい。その一方で、これまでにないことを成し遂げる機会を得たと考えたい。後で振り返った時に日米の絆を深める機会をつかんだと思いたい。日米が共有する価値観を(世界での)一つの標準にしたいと思う。

日本でやりたいことは?

 ――公務以外で、日本でやりたいことはあるか。

 日本はサイクリングが盛んだという。大使館でデスクワークから離れられるようになったら、自転車で日本を一周して、日本を見て回りたい。車の窓からと違う視線で日本を見て、寺社や地域社会を見たい。フライフィッシングも趣味だ。日本中のいろいろな川で楽しみたい。

 食べ物を通した体験も大好きだ。以前、日本を訪問した際には、築地市場を見学した。市場は人々の生活の様子を教えてくれる。東京の新市場を見るのが楽しみだし、日本中を回って市場を見てみたい。

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