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【ヤンゴン=津田知子】ミャンマーの特別法廷は10日、国軍による拘束が続く国民民主連盟(NLD)のトップ、アウン・サン・スー・チー氏(76)に対し、小型無線機を不法に輸入したなどとして禁錮4年の有罪判決を言い渡した。判決は昨年12月に続き2回目で、禁錮刑の刑期は計6年となる。
関係者によると、10日に有罪認定されたのは3件。通信に関する法律違反などのほか、新型コロナウイルスの感染が拡大していた2020年11月の総選挙前、大人数が集まる選挙活動を行ったことが、自然災害管理に関する法律違反に当たるとされた。スー・チー氏はいずれも無罪を主張していた。
スー・チー氏は昨年12月6日、刑法違反など2件で禁錮4年の有罪判決を言い渡された後、国軍側の恩赦で禁錮2年に減刑された。ほかに汚職防止法違反などでも訴追されており、審理が続いている。