【ロンドン=池田慶太】英国のベン・ウォレス国防相は17日の英下院で、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相をロンドンに招き、ウクライナ情勢の緊張緩和に向けて直接働きかける意向を示した。数週間以内の会談実現を目指すという。
英国国会議事堂に併設されている時計塔「ビッグ・ベン」と英国国旗(ロイター) ウォレス氏は、ウクライナに軍事圧力を強めるロシア軍の動きを改めて非難した。「外交と対話を選ぶか、紛争とその結末を選ぶかはプーチン露大統領の選択だ」と述べた。また、ウクライナ軍の自衛を支援するためとして、英国が対戦車用ミサイルをウクライナに供与することも明らかにした。