原発15基が現役のウクライナ、戦闘に巻き込まれれば甚大被害…IAEA非難決議

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【ベルリン=中西賢司】ウクライナに侵攻したロシア軍が、各地の原子力発電所の制圧も進めている。原発が戦闘に巻き込まれれば甚大な被害が起きかねず、運転が滞れば、戦禍にある市民生活をさらに追い込む。世界の原発の安全確保を担う国際原子力機関(IAEA)は3日の緊急理事会で、原発に対する全行動の即時停止をロシアに要求する決議を採択した。

ウクライナ全国民に「ミサイルテロ」警報、民間人への攻撃相次ぎ…炎上した商業施設で20人死亡

国内電力の半分

 IAEAの決議は、ロシアの軍事行動が「原子力施設や民間人の安全に深刻で直接的な脅威」を与え、「ウクライナ、近隣諸国、国際社会の住民に危険を及ぼしている」と強く非難した。26か国が賛成したが、ロシアと中国は反対し、5か国が棄権した。

 ウクライナには原発が4か所、原子炉が15基ある。点検中などをのぞく半数が稼働し、国内電力の半分をまかなっている。このほか旧ソ連時代に事故を起こしたチェルノブイリ原発では廃炉作業も続く。IAEAは、「原発の安全を脅かす軍事行動は避けるべきだ」と繰り返し求めてきた。だがロシア軍はキエフ北方のチェルノブイリ原発をウクライナ侵攻直後に制圧。IAEAは2日、南東部にある欧州最大のザポリージャ原発周辺も露軍の管理下に入ったとの見方を示した。

1

2

ウクライナ侵略、最新ニュースと分析
スクラップは会員限定です

使い方
「国際」の最新記事一覧
2807548 0 国際 2022/03/04 05:00:00 2022/04/02 05:00:05 2022/04/02 05:00:05

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)