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作業員疲弊
米海外向け放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」によると、チェルノブイリでは、ロシア軍が踏み込んだ時に夜勤に入っていた作業員95人を含む約300人が施設内に留め置かれた。食料が足りないため食事は1日1度しか出ず、作業員は12時間交代のシフトも組めずに働かされ続けているという。ウクライナ当局はVOAに、「肉体的にも精神的にも疲弊し、安全と監視を維持するための限られた措置しか行えない。このような状態はミスを引き起こす恐れがある」と答えた。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は2日の緊急理事会で、「原発で働く職員が安全で効果的に業務できること、健康が保証されていることが最も重要だ」と訴えた。
データ受信停止
IAEAによると、ウクライナ各地の原発では、当局の作業員が引き続き勤務に携わり、通常運転を続けているという。
ただ、加盟国間で放射線情報を共有するシステムで、南ウクライナ原発からのデータ受信が一時停止した。ザポリージャ原発は1日から受信が途絶えた状態で、ウクライナ当局が原因究明と復旧に努めているという。
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