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【ベルリン=中西賢司】ドイツのクリスティーネ・ランブレヒト国防相は14日、米国の最新鋭ステルス戦闘機「F35」を調達する方針を表明した。米国と核戦力を共有する戦略に関し、核爆弾を搭載可能なトーネード戦闘爆撃機の後継機となる。
トーネードは老朽化が指摘されており、ランブレヒト氏は14日の記者会見で「核共有の任務のためにF35の調達を開始することにした」と述べた。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、ショルツ首相が表明した軍の近代化の一環で、35機を調達するという。ドイツは非核保有国だが、北大西洋条約機構(NATO)の核共有政策として米国の戦術核兵器が配備されている。ランブレヒト氏と会見した独空軍総監は「プーチン(露大統領)の侵略に対する答えは一つ、NATOの結束と信頼できる抑止力だ。F35以外に選択肢はない」と強調した。