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【ワシントン=蒔田一彦】米国のブリンケン国務長官は17日の記者会見で、ウクライナ情勢について、「ロシアが化学兵器を使用する状況を整えている可能性があると信じている」と述べた。「ウクライナ侵攻は計画通りに進んでいない」と指摘し、外国からの雇い兵を投入するなどロシアがさらに攻撃をエスカレートさせることに懸念を示した。

ウクライナでは市長が拉致される事件が起きており、ブリンケン氏は「地元当局者を捕まえて退かせ、代理を据えるのは、テロ戦術だ」と厳しく非難した。また、「市民を意図的に標的にするのは戦争犯罪だ」とも指摘し、戦争犯罪の証拠の収集や分析を進めるという。
ロシアとウクライナは停戦協議を続けているが、ブリンケン氏は「我々が目にしているロシアの日々の行動は、戦争を終わらせるための真剣な外交努力とは全く対照的だ」と述べた。