わずか1世代で「人種隔離から最高裁に到達」…黒人女性初の米最高裁判事、就任演説で涙

 【ワシントン=蒔田一彦】米史上初めて黒人女性として連邦最高裁判事に就任することが決まったケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏(51)は8日、ホワイトハウスで演説した。「黒人女性が最高裁判事に選ばれるのに232年かかった。全ての米国人が誇りに思う瞬間だ」と述べ、歴史的意義を強調した。

8日、米ホワイトハウスで演説したジャクソン氏(AP)

 ジャクソン氏は両親が人種で隔離された学校に通っていたことなどを紹介し、「私は祖父母が想像すらできなかったことを成し遂げた。私の家族はわずか1世代で人種隔離から最高裁に到達した」と涙ぐみながら語った。「私の子どもたちは、米国ではどんなことでも可能だとこれまで以上に感じている」とも語った。

 ジャクソン氏を指名したバイデン大統領も演説し、「米国史における真の変化の瞬間だ。米国という国は一つの言葉で定義できる。それは可能性だ」と強調した。最高裁判事への黒人女性起用は「大統領選出馬を決めた時、最初に決断した」と振り返り、自らの公約達成もアピールした。

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