マリウポリの製鉄所の下、ソ連時代に建設の「地下要塞」…診療所や武器庫にカフェも

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 ロシア軍が掌握を目指すウクライナ南東部マリウポリで、ウクライナ軍と武装組織「アゾフ大隊」が拠点とするアゾフスタリ製鉄所の下には、ソ連時代に建設された「地下 要塞ようさい 」がある。ウクライナ側の約1000人の兵士らは地下施設で、製鉄所を包囲するロシア軍や親露派の武装集団への抗戦を続けている。

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ウクライナ南東部マリウポリで、ウクライナ軍が拠点とするアゾフスタリ製鉄所(4日、ロイター)
ウクライナ南東部マリウポリで、ウクライナ軍が拠点とするアゾフスタリ製鉄所(4日、ロイター)

 マリウポリのアンドリューシチェンコ市長顧問は18日、SNSに製鉄所の地下の施設の見取り図を投稿した。見取り図には検査・診療所や園芸場、カフェ、居住空間などが描かれていた。

 アンドリューシチェンコ氏は、堅固な地下施設を巡って「戦闘は難しく」なり、ロシア軍は地下施設を破壊するため「大きな威力の爆弾」を使うことになるだろうと書き込んだ。

 一方、親露派の幹部は16日、ロシア通信に地下施設の詳細を語った。それによると、地下には大きな空間が広がっており、通路やトンネルが掘られている。市内には他にも同じような地下施設があり、製鉄所の施設と地下通路でつながっているという。

 地下施設は爆撃や封鎖、さらには核兵器による攻撃の可能性さえも考慮して頑丈に建設されており、攻略は容易でないと親露派の幹部は指摘した。

 地下空間にはウクライナ軍が豊富な武器や弾薬を保管しているため、親露派の幹部は人命を危険にさらさないよう「軍事作戦は時間をかけて進めている」と説明した。

 ロシア軍は17日までに投降するようウクライナ側に迫ったが、ウクライナ軍も「アゾフ大隊」も拒否し、徹底抗戦する構えを崩していない。

 英国防省は18日、ウクライナ側の抗戦により、ロシア軍のマリウポリ掌握に時間がかかっているとの分析を発表した。

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