東部ドンバス、ウクライナ外相「数千もの戦車や戦闘機が参加する第2次大戦のような戦いに」

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18日、ウクライナ東部ドネツク州の村を進む、ウクライナ軍の戦車(ロイター)
18日、ウクライナ東部ドネツク州の村を進む、ウクライナ軍の戦車(ロイター)

 ロシア軍が19日、ウクライナ東部ドンバス地方の全域制圧に向け攻撃をさらに強めた。兵士が身を隠す森林や市街地などが少ないドンバス地方では、首都キーウ(キエフ)近郊などでの戦闘でウクライナ軍が多用した奇襲が通用しにくく、戦車などの激しい地上戦になるとみられる。

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 ウクライナのアンドリー・イェルマーク大統領府長官は18日、自身のSNSに「戦争の第2段階が始まった」と書き込んだ。ドミトロ・クレバ外相は4月上旬、ドンバス地方の攻防について「数千もの戦車や装甲車両、戦闘機などが参加する第2次世界大戦のような戦いになる」と述べた。

 ロシア軍は早期のキーウ攻略に失敗し、戦車約500両を失ったとされる。それでも世界の軍事力を分析しているグローバル・ファイアーパワーによると、ロシア軍の戦車保有総数は約1万2000両で、約2600両のウクライナ軍を大きく上回る。さらにドンバス地方はロシアに隣接しており、キーウ攻略の時のように補給が困難になることもないとみられる。

 ウクライナ側はドンバス地方での戦闘激化に備え、戦車や戦闘機などの緊急供与を米欧に求めてきた。

 米国防総省のジョン・カービー報道官は18日の記者会見で、ウクライナに供与する「155ミリ 榴弾りゅうだん 砲」の訓練を数日以内に始めると明らかにした。

 米政策研究機関「戦争研究所」は18日、ロシア軍はキーウ近郊から3月末に撤退させた部隊の立て直しが不十分なまま、ドンバス地方への攻撃に着手した可能性を指摘した。兵士の間で出征を拒否する動きが相次いでいるほか、入隊してからの期間が短く経験不足の兵士も交じっているとの情報もある。

 露国防省によると、ロシア軍の制圧地域は3月25日時点でルハンスク州の「93%」、ドネツク州の「54%」だった。

 ロシアは5月9日の旧ソ連の対独戦勝記念日までのドンバス制圧を目標にしているとみられる。しかし「戦争研究所」は「ロシア軍が劇的な成功を収めることはできないだろう」と予測する。

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