ウクライナ東部で攻防激化、新たに戦闘機供与…米国防省「ロシアの大規模な攻勢の前触れ」

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 【ワシントン=田島大志】ロシア軍が全域制圧を目指すウクライナ東部ドンバス地方で、ウクライナ軍が抗戦し両国軍の攻防が激化している。露軍は19日、ミサイルなどでの攻撃を強める一方、ウクライナ軍は東部ドネツク州の都市を奪還したと発表した。米国防総省は19日、ウクライナが軍事支援として戦闘機を受け取ったことを明らかにした。

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ウクライナ南東部マリウポリの崩壊した建物で行われた救助活動(19日)=ロイター
ウクライナ南東部マリウポリの崩壊した建物で行われた救助活動(19日)=ロイター

 ウクライナ国営通信は19日、露軍がドンバス地方のルハンスク(ルガンスク)州の3市で軍用機6機や多連装ロケットシステムなどを投入して住宅地を攻撃し、民間人の避難が困難になっていると伝えた。

 北部ハルキウ(ハリコフ)では19日、露軍が住宅地にミサイル攻撃を加え、4人が死亡、14人が負傷した。

 ウクライナ軍参謀本部は19日、SNSを通じ、ドネツク州マリンカを露軍から奪還したと明らかにした。

 一方、露国防省は19日夜の声明で、南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所を巡り、抵抗を続けるウクライナ軍や武装組織「アゾフ大隊」に対し、20日午後2時(日本時間午後8時)までの投降を要求した。ロシア側は期限を定めて繰り返し投降を要求している。製鉄所内には民間人も残されている。

 こうした中、ウクライナに対する軍事支援も進んでいる。米国防総省のジョン・カービー報道官は19日の記者会見で、「ウクライナは戦闘機の数を増やすため、機体と部品を受け取った」と述べた。戦闘機を供与したのは米国以外の国という。

 カービー氏は「他国が何を提供しているかは言えない」として、国名など詳細は明らかにしなかった。ウクライナは、自国で運用実績のある戦闘機の供与を東欧諸国などに求めていた。

 米国防総省高官は19日、東部地域で露軍の「限定的な攻撃」が始まったと説明した。ただ、同高官は「ロシアが計画している大規模な攻勢作戦の前触れだ。(露軍は部隊の)補強と態勢強化を進めている」とも言及し、東部での戦闘は一層激化する見通しだ。

 英国防省は19日に発表した分析で、露軍がドンバス地方で爆撃を強化する一方、ウクライナ側が「露軍の多くの前進を撃退している」との分析を発表した。

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