メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
【ワシントン=田島大志】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、バイデン米政権がウクライナ侵攻を巡る対露制裁で、プーチン露大統領と事実婚の関係にあるとされる2004年アテネ五輪金メダリストの元新体操選手アリーナ・カバエワさん(38)を対象とすることを検討したものの、発表直前で見送られたと報じた。

同紙によると、プーチン氏の資産隠しに加担したとして制裁対象にすることを検討したが、プーチン氏との個人的関係の近さから、「(米露間で)過度な対立を招く」(米当局者)と判断されたという。
一方、ロシア有力紙イズベスチヤなどは、カバエワさんが、モスクワで自身の慈善団体主催の新体操イベントに参加したと報じた。カバエワさんが公の場に姿を見せるのは珍しい。
23日に開かれたイベントは、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した旧ソ連軍の奮闘がテーマで、ウクライナに侵攻した露軍を称賛する内容だったという。カバエワさんはプーチン氏との間に複数の子どもがいるとされる。プーチン氏は13年に前妻との離婚を発表後、再婚はしていない。