電気柵で住民閉じ込めも、「ゼロコロナ」に固執…上海ロックダウン1か月

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【上海=南部さやか、北京=比嘉清太】新型コロナウイルスの感染が拡大した中国・上海市での都市封鎖(ロックダウン)は28日で1か月となったが、連日1万人超の感染者が確認され、市民の疲弊の度合いも強まっている。 習近平シージンピン 政権はそれでも、すでに限界が指摘されている「ゼロコロナ」政策を続ける構えだ。

バイデン氏が2日連続で陰性、通常執務に復帰…再陽性による自主隔離終了

 ■ 「動物扱い」

中国・上海市で防護マスクの運搬にあたる作業員(28日、ロイター)
中国・上海市で防護マスクの運搬にあたる作業員(28日、ロイター)

 上海市西部のアパートでは最近、建物の出入り口が突然フェンスでふさがれた。棟内で陽性者3人が見つかったためで、住民が外出できないように政府担当者が設置した。「まるで動物のような扱い」(43歳の女性飲食店経営者)と受け止められている。市内では有刺鉄線の電気柵を玄関のドアの前に張り巡らせ、住民を閉じ込めるケースもある。

 SNS上では、配給が届かないとして食料不足を訴える声が続く。住民が自宅の窓から鍋をたたき、大声で抗議する動画が投稿されている。当局への不満に加え、長引く行動制限で抑圧された心理の表れのようだ。2020年、76日間にわたって封鎖された湖北省武漢市でも伝えられた現象だ。

 ■ 台湾などは「共生」へ

 国際通貨基金(IMF)は19日、中国の今年の経済成長率予想を前年比4・4%とし、1月時点から0・4ポイント下げた。習政権が掲げる「5・5%前後」の達成は難しいとの見方が強まっている。神戸大の梶谷懐教授(現代中国経済)はゼロコロナについて「経済と社会に与える影響の大きさから長期的に続けることは難しい」と指摘する。

1

2

新型コロナ・都道府県別感染者数や最新ニュース
スクラップは会員限定です

使い方
「国際」の最新記事一覧
2961722 0 国際 2022/04/29 05:00:00 2022/04/29 05:00:00 2022/04/29 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220428-OYT1I50203-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)