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ウクライナのイリーナ・ベネディクトワ検事総長は1日、地元テレビのインタビューで、「ロシアによる戦争犯罪9158件を捜査している。日々、新たな事案が見つかっており、首都キーウ(キエフ)周辺だけで15人の容疑者を特定している」と明らかにした。
民間人退避が始まったアゾフスタリ製鉄所のあるマリウポリ市内でも、ロシア軍は民間人を大量に殺害している疑いが持たれている。市近郊では遺体を埋葬したとみられる集団墓地が3か所で見つかっている。
ウクライナの検察当局は4月下旬、キーウ近郊ブチャで、民間人殺害に関与した露軍部隊の兵士10人の名前と顔写真を公表した。ブチャでの虐殺事件は、露軍による残虐行為を世界に知らしめる契機となった。
ウクライナ最高会議(国会)の人権オンブズマンの発表によると、ブチャで拷問などで殺害された住民の数は412人に上る。