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11月の米中間選挙まであと半年と迫る中、共和党の予備選では、2024年大統領選に意欲を示すトランプ前大統領が、各地で候補者を推薦し、党内での影響力を誇示している。支持率が低迷するバイデン大統領は、中間選挙で仮に民主党が敗北すれば24年の再選出馬に影響しかねず、遊説を増やしてアピールに躍起だ。(オハイオ州デラウェア 横堀裕也、ワイオミング州ララミー 田島大志)
批判議員に「刺客」


「私はトランプ氏のことが嫌いだった。正直、言わなければ良かったと思うこともたくさん言ってしまった。でも今は、素晴らしい大統領だったと思っている」
3日のオハイオ州予備選を制したJ・D・バンス氏(37)は4月12日、オハイオ州内3か所で行った遊説で、「釈明」を繰り返していた。トランプ氏の「推薦」を勝ち取る前のことだ。
もともと「反トランプ」を公言していたバンス氏は、立候補に伴って立場を百八十度転換させた。トランプ氏の看板政策だったメキシコ国境での「壁」の建設を主張し、「ウクライナの国境ではなく、米南部の(メキシコとの)国境を安定させるべきだ!」といった過激な発言も連発した。